練習帳

ままならないのが日常

就職活動宣言

 

「やあやあ、これまた久しぶりだね、日記の三日坊主も予想した通りだよ。」

 

 

うるさいやい。

 

僕は不思議な一年間を過ごしたと思うんだ。もう二年近く経ってしまったけれど、初めてブログをしたためた時から今までとんでもなく暗いトンネルをまっすぐ歩き続けるような感じだ。いつ出口があるのかわからない、というか先が本当に外の世界に繋がってるのかさえ確信出来ない。

 

研究というものは、実に多種多様な営みだ。既存の研究課題あるいは実問題において分析されていない事象を見つけ出し、分析手法を適用し、新たな解釈・解決法を導き出す。分析した成果を既存研究と比較検討し、差異や貢献を記述する。正直言おう、あまり向いていなかったのだ。だから僕は歩いている道の途中に見つけた非常口を手にとってみた。外はまあまあ暗いけども、重苦しい空気だけはなくなった。

 

 

「就職活動は人生と一緒だ、人と人との一期一会の出会いなのである!」

 

 

勘弁してください。何年か前も同じように思ったが、かつては魅力的に見えたトンネルを途中で出てきた後なのでそれほど嫌悪感はない。外資就活はおろかマイナビまでアプリをインストールしてしまった。一年ぶり三度目の就職活動、流石の僕も本気なのだよ。見たかね諸君。

 

 

「 あなたは世界中で起こる何もかもが、インチキに見えてるんでしょうね」

 

 

そうだ、よくわかってるじゃないか。僕は、そう、嘘っぱちで塗り固めれた証券マンなんて泥水をすすったってやりたくないのさ。そう言わんとする自分がいる。でもそうしてトンネルを進んでみた先にいた僕は、何事も中途半端な高学歴になってしまった。最悪の組み合わせである。

 

だから久々に更新したこのブログは、僕にとっての一つの宣言なのだ。言うなれば、これはギターのコードを押さえてみる行為に等しい。出来なかったことと向き合い、学習をすることを誓うことだ。悲しいことだが、「食えるスキル」なしに収入と職業への充実感を満たせることはない。「スキル」なるものを身につけねばならないのだ。そして、場所を勝ち取らなければならないのだ。